過去の活動レポート
昼食の準備
5月8日
今回は午前中男性女性に分けての別々の課題である。
それぞれ鳥よけの網を張る作業、薪でご飯を炊くこと、タラの芽の天プラを作ることだった。テレビなどで野外でする調理などは見て知ってはいても、実際に薪を燃やして釜でご飯を炊くのは初めての人ばかりだ。
一発本番で塾生全員の大切な食事を預かるのは大変なことだと、まず心の中でつぶやく。
「水加減は手首のくるぶしまで」「醤油が入るから焦げやすい」「おこげがうまいんや」「初めチョロチョロなかパッパ、赤子泣いても蓋取るな」塾長の発する言葉におびえを感じながらも、とにかく皆の昼食をフイにしてしまうことだけは避けなければならない。そんなプレッシャーの中でも釜でふっくら炊きあがった竹の子ごはんのおいしさを思うとファイトが湧いてくるというものだ。
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![]() タラの芽のテンプラ |
解放感満点の自然の中でやること が楽しくない訳がない。お天気もよい。5月の太陽がキラキラしている。沢を流れる水もきれいだ。 水加減やら、火加減やら、5人で「ああだこうだ」と知恵を絞りながらの作業は活気がありやっぱりワクワクするものだった。
豊かに見える自然でも、それを生かせる人がいてこそだ。それを生かせる知恵を発揮出来なければ人の生きる糧も生み出せない。このことの貴さをあらためて思った。こんなことをたえず心に留めて動きまわるのが百姓の原点ではないだろうか・・・ などと思ってみた。 (Y I)
2010年5月19日
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草刈とトマトの支柱立て
今日で早いもので4回目です。
当初の予定ならば、今日は田植えの予定だったようですが、
今年はいつまでも寒い日が続いていたせいか、延期になりました。
前回張った防鳥網が風の影響で無くなってしまったために、本日の作業は防鳥網の張替えから始まりました。
防鳥網張りも2回目ということで、皆さんの工夫も出て来て1回目より短時間できれいに張れました。
網張りのあとは、畑の周りの草刈です。
草刈機の使い方や刈り方を教わってから、草刈機で草を刈る人、刈った草を熊手で集める人、集めた草を運ぶ人、刈った草を前回植えた野菜の苗の周りに敷き詰める人と、皆で手分けをして行いました。
大勢で手分けをして行うから、広い畑の草刈も比較的早く終わりました。これを一人でやったらいったい何日かかるのやら・・・。
草刈のあとは、伸びてきたトマトの苗に支柱をたてました。
支柱は木の杭と竹を組んで作りました。一部はビニール紐を使いましたが、基本的にはわら縄と麻紐で縛って固定をしました。
塾長からは、農作業以外に木の杭や竹など身近にある物を何度も使ったりすることや、使えなくなっても土に帰っていく自然の材料から作ったわら縄を使ったりすることも教わります。
最近はプラスチックやビニール類で出来た材料が多い中、安易に便利だからとそれらの材料を使いがちですが、自然の木や竹それにわらで作った縄を使うことにより、繰り返し使えるし、使ったあとも土に返っていく材料を使うのは昔では当たり前であったと思うが、今も出来るだけそういう方法でやるということは良いことだと思います。
今回刈り取った草を利用して野菜の苗の周囲に覆いとしてかぶせて使うなど、まさしく農業って循環型だなと思いました。
今日は、まだ暑さもましでしたが、日ごろ楽な環境の中で仕事をしている身には野外での作業は結構疲れます。
これから本格的な暑さを向かえるなか、身体を慣らしていくことも大事だと思いました。(A.U.)
2010年5月9日
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夏野菜の植え付け
今日はいよいよ野菜苗の植え付けを行います。ですが、とにかく寒い。雨もパラつく中、作業開始です。
苗の植え付けの前に、畑全体に防鳥ネットを張らなくてはいけません。うっかり忘れて後回しになると、苗をひっかけて大惨事になるそうです。
まず、全体に張るために畑の四隅に杭を打ちます。木槌で打ち込むのですが、重さに振られて空振りし、自分の脚を叩いてしまいました。
まあ、支えてくれている人を叩かなかっただけでも良しとしよう。
その後、網の両端にひもを通し、先ほど打った杭に引っかけて・・・、と思いましたが、網の大きさが足らず、杭を打ちなおすことに。
その杭に3m程度の棒をくくりつけるのですが、塾長のようにしっかりと結べず、見よう見まねでやってみたのですが、なぜか同じにはならず、
すぐに緩んでしまいます。ただ紐を結ぶだけでこんなに悪戦苦闘をするとは思いもよらず、勉強になりました。
網は細く、よく伸びるので油断するとすぐにたわんでしまい、あちらこちらでひっかかって孔が空いてしまいました。場所によっては
かなりの大きさの孔が空いているのでちょっと心配です。
最後に中央に支え棒をかますと、何とテントのように立ち上がり、りっぱな(?)防鳥ネットが出来上がりました。
寒さに震えながら昼食をとった後は、筍堀り。鍬の柄が折れるアクシデントにもめげず、前回にも増して大漁でした。
ただ、同じ鍬を使用しても塾長は軽々と掘っていくのですが、どう贔屓目に見ても10倍程度の時間がかかっているのは、一体何が違うのでしょうか。
こういうところを盗んでいかなくては・・・。
いよいよ夏野菜の苗の植え付けです。今日植えつけたのは、とうがらし2種、なす2種、トマト、プチトマト、まくわ瓜、メロン、スイカ、かぼちゃ、
サツマイモ、里芋です。とうもろこしは種を播きました。
植えつけた後には、風除け霜よけ苗の周りを袋で囲い、スイカ、メロン、かぼちゃは、ビニールでトンネルを作りました。
すべての作業が終了し、改めて畑を眺めると、ようやく畑らしくなったなあとちょっと頬がほころんでしまいました。
まだ、何もできてませんが・・・。収穫のときにも同じように笑えるとうれしいですね。
塾生 Y I
2010年4月25日
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畑のネット張り
今日(4月24日)は3回目の塾です。
・・・・・にしても寒い。
塾長が焚き火を始めました。この時期のこの寒さ・・・・・異常気象なんでしょうか?
ジャガイモは・・・・・たしか3月27日に一発目、植えてんのに。ピクリともしてないような気が・・・・・????? 芽はでてくるんでしょうか?
前回、畝を作った畑全体に「防鳥ネット」を張りました。「カラス」メインで防ぐようです。
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ネットはけっこうあっさりと「ブチブチ」破れます。大丈夫なんでしょうか?サイズが足りず畝を全部覆えてません。いいんでしょうか?朝見たら、カラスが何羽かからまってるってことは・・・・・ないですよね?
「?」マークが多いですが、まぁシロウトですから、こんなもんでしょう。
メロンやトマトの苗、サツマイモの苗なんかも植えました。
「緑色」の葉っぱのあるものを扱って、ようやく農業やってるっぽい感じになった気がしました。
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百姓塾 11期生 M.U
2010年4月24日
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トラクター練習
4月10日
百姓塾入塾するまで2~3回ほど説明会に行き、なかなか自分の思いと塾まで通うことの条件(休日)が会わず、今回11期生としてやっと入塾出来て想いが実現しました。これから塾で田舎生活や農村また農業について実際に体験して学んでいくと思うとワクワクドキドキしております。
さて本日の講座は2回目で早々とトラクターの操作方法と練習で塾長さんより説明してもらい練習スタート(順番トップのため塾長の説明を必死に聞きましたが、それでも忘れた事多くあり)全くの初めての運転でしたが、塾長が傍に付いてくれて一安心。
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トラクター練習後これまた初めてのタケノコ掘りで悪戦苦闘(笑)根っこ残して、ああ残念「タケノコさんごめんね」 |
次に畑の畝作り、肥料の与え方、ジャガイモの植付け等、作業の内で鍬の使い方は土に対しての配慮等もチョットした心遣いがあるもんだなと勉強になりました。
今日一日楽しくも少々疲れました。皆さんおつかれ様でした。
塾生 I T
2010年4月12日
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トラクター練習、竹の子収穫
4月10日(土)
春のぽかぽか陽気のなか第2回目の研修が始まりました。
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最初にトラクターの運転です。 左右のブレーキを使ってくるりと回転させる仕組みと後ろのロータリーの調整による耕す深さの調整。なるほどと感心しました。 |
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お昼からは午前中にトラクターで耕した畑に肥料を撒き、鍬を使って上から土をかぶせました。 |
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前回出来なかったジャガイモの残りを植え付けました。
雑草が育たないようマルチシートを掛け本日の研修は終了しました。
講義終了後、次回研修で植え付ける夏野菜を何にするか話し合いました。
トマト、キュウリ、なすの定番に万願寺唐辛子、パプリカなどたくさんの野菜を育てることになりそうです。
西瓜やメロンも作れます。楽しみです。
今日のお土産は筍。塾長があく抜きの米糠を持ってきてくださいました。
夕飯は取ってきたばかりの筍を美味しくいただきました。流石に生の筍の刺身は無理でしたが自分で掘った筍の味は格別でした。
塾生K.I
2010年4月12日
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今年度の塾が始まりました
2010年3月31日
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塾生 H
3月29日
百姓塾22年度の開校日、おめでとう御座います。と言うよりも、本当に有難う
ございました。
自己紹介が進む中、夫々しっかり目的意識をもたれた皆さんのお話に感心してお
りました。
64名もの応募者が有ったとも伺いまして、塾長の選抜力(眼)に感心するや
ら、最後のメンバーに我々二人を拾い上げていただいたラッキーに感謝しています。
更に、初日の“登下校”は、塾長自らお迎えの車に乗せていただくやら、帰りは大
阪・茨木の、おそらく今年の最年少塾生N君に乗せてもらえるお気遣いを頂き
ました。
朝の緊張と、帰路のN君の楽しいドライブと、手には“取れたて椎茸とたっぷ
りお葱のお土産”を楽しませていただきました。
椎茸の植菌作業、ジャガイモ・北あかりの植え付け、椎茸取り(植え付け~収
穫?)、葱の収穫。
ドリルの扱いや穴あけ、台木がクヌギ以外でもあること。ジャガイモの植え付け
前、施肥と種芋植えつけ。
事前に準備された、台木、形成菌(台木の本数と形成菌の数のマッチング)や
ジャガイモ植え付け用畝つくりに感心しました。この準備にこそ重要さが、ある
と思いました。
自立する時には自分達でできる?・・・様に、これから勉強・楽しみです。
塾生20人近くが、田圃のあぜ、水路の傍ら、なんでもないような空き地に見え
る椎茸のほだ木置き場への通路など、通り方に気を配っていなかった様に思いま
す。田圃の周りは遠回りでも畦道を歩き、畦道へは道路から最短距離または踏み
跡付きの道から入る。田圃の中は不安定で狭くても「溝」を歩くなど、手入れさ
れた場所は丁寧に扱わねばと思いました。
お礼方々、初日の感激を書かせていただきました。 《 初心忘るべからず 》で頑
張りたいと思います。
塾生 H
2010年3月29日
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打ち上げ
百姓塾(10期生)の講習が先週全て終了しましたので
今日は待ちに待った打ち上げの日となりました。
思いおこせば、今春、3月11日(土)の開塾式(10期生)から始まり、
椎茸の植菌作業、ジャガイモの植付、トラクターや耕運機の講習、田植え、
夏野菜の収穫、稲刈・・・とたくさんのことを経験させて頂きました。
一人前になるまでには、まだまだ長い道のりを残しておりますが
少なくともこの期間に塾生それぞれ『田舎暮らし』についての課題が
明確になったのではないでしょうか。
家族の同意と協力、就農資金の準備、住居の確保、就農後の収入源の確保、体力強化など・・
あとは、それぞれが、それぞれの課題をクリアしていくだけです。
そんなことを思っている間に、炭にも火が入り宴の準備がすすんでいきます。
メインメニューはカニ鍋です。
それからヒラマサとイカのお造りです。
塾長がカニとヒラマサ、イカをさばかれました。ホント塾長は何でもこなされます。



打ち上げ会場は塾生H氏が別邸をご提供くださいました。
Hさん、ありがとうございます。
宴は昼の2時頃から開始。
お酒がすすむにつれてどんどん盛り上がり、
みんな、それぞれの思いを話してワイワイやって楽しい時間を過ごしました。
(なんか、みんな飲むペースが速かったような記憶が残っております。)
そんな雰囲気の中で、塾長から百姓塾のビジョンや思いをお聞かせいただきました。
それから、塾生は、せっかくの縁で出会えましたで
これからも、『営農』や『田舎暮らし』ついてアイディアを出し合って、
協力していきたいという気持ちをお互いに確認し合えたような気がします。



こんな感じで、宴は延々と続き、気がつけば夜の10時か11時ごろになっておりました。
田舎の宴会はロングで満足度20000%です。
美味い酒と料理、そして気の合う仲間との談笑。最高ですね。
みなさん お疲れ様でした。
wrote by J.H
2009年11月28日
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One Comment
冬至の餅つき
木の臼・杵でつく餅は、団塊世代の皆さんは懐かしいでしょう。僅かに記憶がある程度かな?
冬至なれど残暑の陽射しが厳しいが、屋外での餅つきには絶好の青天なり!
集まった10期生の有志達で10時頃から始めました。
釜の上に蒸籠(せいろ)を載せどんどん焚き火で蒸します。1つの蒸籠には、2升のもち米が入っています。
今日は6蒸籠ですから12升のノルマです。
上段の蒸籠から湯気があがり、いい匂いがしてきた。ちょっと一粒、いい塩梅に蒸しあがっている。



最下段の蒸籠を取り出し臼にあげてサー つき手は誰、あしらい湯は誰!塾生全員尻込みしていると、
お手本で塾長があしらい湯を担当されました。
つき手とあしらい湯の2人が意気を併せてペッタン・ペッタン あっという間に つきあがりました。


ちょうど昼時となり塾生が育てた大根1本を、畑から引き抜き、おろし大根ときな粉で試食だー。
いやはや実に旨い 当然です! 採れたてで搗きたてだからな!
おろし大根はピリ辛で大人の味で最高だ。
ここで一口メモ
大根は葉に近いほど甘く、先にいくほど辛くなりますぞ。
2つ目の蒸籠からは、塾生達で搗き手とあしらい湯と順次交替で楽しみました。




餅つき大会のイベントは数多くあれど、薪割りから最後の臼洗いまでの体験は皆さん経験ないでしょう。
青天の下 餅が旨い! 大根も旨い! 水も旨い! 空気も旨い! 人生の楽園に近いなー
wrote by T.H
2009年10月31日
Posted in: 10期活動レポート
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