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国松さん夫妻

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卒業生紹介
~卒業後の田舎暮らしのようす~
百姓塾キャラクター:ポン助

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京都府北桑田郡美山町で暮らす 【国松さんご夫妻のケース】
・・・第三期生。元教員。
移住者用の土地600㎡ と、美山町の木材を使った家を新築 4000万。
美山町(南丹市に合併)のホームページ
国松さんご夫妻国松さんのご自宅
質問)田舎への移住に、家族の理解・説得など壁はありましたか?
当時は、夢や希望を実現するため奔走していたので、じっくり妻と話し合いをしたとはいえません。それゆえ本心は、反発や不安もあったと思いますし、今でも犠牲を強いているとは思います。が、前向きにがんばれば理解してくれるものと確信しています。
質問)移住先をどのように探し、決断した理由は何ですか?
二十数年前に宿泊した民宿の主人との出会いと、推薦が美山町に決断した理由です。
質問)移住の際の必須アイテムは何ですか?
生活スタイルによって違うでしょうが、生活の足となる車の免許は絶対不可欠です。家族全員が運転できればより望ましいと思います。車は二台必要だと思いますが、経済的な軽自動車と軽トラック(共に四駆)で充分だと思います。
質問)当初いくらの貯えがあれば踏み切れますか?また毎月の生活費は?
個人の家族構成やスタイルによって異なるとは思いますが、予想をはるかに超えた経費がかかることは考えておく必要があると 思います。特に都会での生活用具はまったく役に立たず、農機具や大工道具、資材、など必需品は遅かれ早かれ一から揃える必要があります。最初から地元の人 を当てにしたりする考えは捨てた方がいいと思います。特に、移住後、年金など収入を期待できない場合など、相当の預貯金がないと「田舎暮らしを楽しむ」こ とはできません。しかし、どんな仕事でも食費くらいの収入を得る仕事は田舎にもありますので、プライドは捨て、体力づくりや地元への参加の絶好のチャンスと理解しておけばよいと思います。ホームヘルパーの資格など高齢化の田舎では即戦力として期待されますし、生活費の一部としても役立つと思います。
質問)移住後の生活スタイルを教えてください。
サラリーマンと違い不規則になりがちですが、地元の人の目もあり、いつのまにか自然に「歩調を合わす生活(早寝・早起)」を強いられているような気がします。スローフード・スローライフは実現していますが、やるべきことは無限にあり、テレビで言う「人生の楽園」のような「晴耕雨読」ではありません。でも、これが田舎暮らし。そのためにも家族の協力が第一です。
質問)移住して、近所づきあいはどうですか?面倒ではないですか?
田 舎に住んだからには、こちらから良好に働きかけるべきだと思います。私の住む地域は、過疎の宿命「少子高齢化」「後継者問題」「雇用不安」「経済困難」と いった問題が山積しており、それを打開・確保するため地域活性化の「観光開発」「農産物の育成販売」が活発化し、人材も求められています。50代移住者は 若い方なので地元の期待も大きく、男女問わず、好みの関係なく様々な役割が毎年回ってきます。永住を決めたからにはこれも仕方がないと思っています。
質問)よい点、悪い点を教えてください。
【よい点】人間関係が濃密なため、理解してさえもらえれば楽しい田舎暮らしが出来、また暮らしの情報や資材、食材の提供をもたらしてくれます。
【悪い点】地縁・血縁が多いことから人間関係が複雑になり、本音もわかりにく面があります。それゆえ関係が気まずくなると修復に時間が掛かるのではと思っています。
質問)「生半可な気持ちで移住は難しい」など、心構えを聞かせてください。
地元の人に信頼を与えるためには、都会でのライフスタイルやプライドは不要です。どれだけ早く田舎の生活スタイルを実現できるかにかかっています。
質問)田舎暮らしを始めて予想しなかった出来事は何ですか?
1.浄化槽、共聴テレビ、公民館活動、神社、地域振興活動、寄付など費用出費を合わすと都会の何倍もかかること。
2.草取り、グリーンデー、公民館掃除などの日役が多く、集合時間も朝6時からなど早いこと。
3.地域振興会、公民館、区・班など、活動行事の担当や参加要請が多いこと。
質問)これから田舎暮らしを始める私たちに一言お願いします。
「十人十色」というように、好みや考え、生き方は人それぞれなので、人の真似をする必要はなく、自分にあった生活スタイルを確立し、独立独歩の気概と体力を持つこと、艱難辛苦は当然なので、信頼できるよきアドバイザーと、家庭円満であること、などが「田舎暮らし」を満喫できるかどうかの「分岐点」になるのでは、と考えます。

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