第2回 4月9日(土)の感想
この日は、畑を耕し、畝を立てる作業をしました。
畑2枚分を耕すのに、まずトラクターの運転の仕方を教わりました。
自動車でいうMT式で、回転する刃の部分をほどよく下におろした状態で、エンジンをかけてクラッチを踏んで、ギアをニュートラルから1速にいれて、アクセルを踏んで、地面をまっすぐすすんで行きます。
全員の中で初めてこわごわ乗りましたが、なんとかまっすぐ進みました。Uターンは、いったんブレーキでとめ、回転する刃の部分を上にあげ、旋回して、隣の列に反対向きになるように進みます。そして、再び刃を下ろして、スタートします。
こうして、トラクターで交代しながら、全部をまんべんなく耕す練習をしました。
最後は塾長が畑の周囲をトラクターで走り、残した部分がなくなりました。
トラクター以外にも、耕うん機、耕うん機より簡易な管理機も教わりました。
耕うん機は、機械を手で押して進めていくもので、エンジンがかかり、変速もできますが、推し進めるときや旋回にやや力がいります(それでも3速にするとだいぶ早くすすみます。)。
管理機は、「ポチ」と名のついたもので、農協の方が持ってきてくれました。少しがたごと安定しませんし、力が要りますが、小さいので手押しでなんとなく安心です。
この日の前日が雨だったため、土が少し湿っていて耕す日としては不向きだったようです。
それでも、なんとか昼ごろに耕し終わりました。
午後から、畝立て作業をしました。
トラクターに畝立て用の器具を取り付けて、まっすぐ、ゆっくりと1速か2速で進むのがこつだそうです。あまり速く進むと、せっかく作った畝の下に土が落ちてきてしまい、取り除く手間がいるためです。
畝の幅は7、80センチから1メートルくらいと塾長が言っていました。結局、畝の幅はトラクター操作者によってだいぶ異なってきてしまいましたが…。
畝立ての最後に、畝の端の溝をつなげるため、鍬で土を掘ったのですが、このとき、溝をつくる際も、下の田に水を流さないようにするよう注意を受けました。塾長がおっしゃるには、田舎暮らしの知恵として、隣の田との関係上、下の田に水を流さず、水を田に入れるときでも、決して水路を全部せきとめてしまうのではなく、半分は残すようにとのことでした。
トラクターなど初めて見る機械での、耕し、畝立ては面白く教わることができました。
2011年4月4日 Posted in: 12期活動レポート
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