百姓塾・近況あれこれ
農業人フェアーに出席しました
7月3日に大阪梅田スカイビルで「農業人フェアー」が開催されました。当日は雨が朝から強く降り、最悪の空模様で参加者は少ないだろうと予想をしていましたが、なかなかどうして多くの来場者でビックリです。 最近、農業が注目されだし我々農業者としてはうれしいが、来場者はどんな思いで各ブースに訪れているのだろうか? 当ブースにも多くの方が訪問していただきました。 でも自分の夢や目標を話してくれる人は一人もなく残念です。農業をするということは、経営者になること。計画を立て種や苗を植え管理し収穫をし販売する。これらを一人でするのだから強い意志が必要です。誰も手伝ってはくれません。 他の仕事みたいに失敗したらリセットしやり直しは農業では出来ません。「石の上にも三年」強い意志を持ちガンバッテください。当塾の来年の入塾希望の人がおられましたが、11月に「農業人フェアー」が開催されます。その時に受付ますので、それまでに自分の将来像をしっかりと描いておいてください。 御苦労さまでした
2010年7月7日 Posted in: 百姓塾・近況あれこれ No Comments
ホタル
6月1日
我が家の田植えが、やっと終わりました。例年のごとく村で最後になりました。今年の5月は気温が低く今後が心配です。
ホタルが一週間前から飛び出しました。 年々多くなっています。群生しているところを写真に撮りたいのですが難しいです。写真は手の平に止まっているのを映しました。ホタルの淡い光が飛び交っているのを見ると、なんとも言えない心やすらぐものを感じます。 12日は塾の懇親会。 ホタルを観賞しながら塾生それぞれの夢を語りあいましょう。
2010年6月1日 Posted in: 百姓塾・近況あれこれ No Comments
岐阜県より視察
色々な色で鮮 やかな風景になってきました。 冬の寒さを我慢し待ちわびた我慢を一斉に花咲かせようとしています。
写真は菜の花畑です。周り は何も無い灰色の田畑の中鮮やかに黄色の世界が浮かび上がっています。桜はチラホラですが塾の初日には満開になって塾生を迎えてくれると思います。
3月22日に岐阜県恵那市のNPO法人森林塾の 皆さんが視察に来られました。日本中どこでも過疎高齢化問題は深刻な問題になっています。 それぞれ色々な解決方法を模索され頑張っておられますが大変です。今後、情報を共有し合いよりよい解決策を構築したいです。
左が「おくどさん」 火を燃やしご飯を炊いたり、おかずを作っていました。 手前に座り火の番をしていました
右が「五右衛門風呂」 懐かしいですね
この家は大事に大事に守ってこられたのでしょう。
このまま残したい想いです
3月27日は 今年度の塾の始まりです。 ここ3日間は雨が降り続き、畑作業が心配です。楽しみにしている塾生には残念ですが 天気には勝てません。 これも勉強でしょ う。 他の作業をすることに変更です。
2010年3月25日 Posted in: 百姓塾・近況あれこれ No Comments
3月です。梅の花が満開
先週の温かさに誘われ梅の花が満開になりました。
ウグイスも鳴き始めましたが鳴声がまだ上手ではありません。「ホーケ ケケ」です。「ホーホキェキョ」はまだ先ですね
白梅 | 紅梅 |
昨年よりテレビや新聞に報道され、色々な団体や会社から話があります。大半が商売で利用したいみたいです。 もう少し当塾の趣旨を理解してからコンタクトしていただきたいです。 またOBで移住された人々も「便りが無いのがいい便り」とも言いますが、時たまには連絡し近況報告などいかがですか? 塾の中で人付き合いを、うるさく言ったのに分かっているのかな
椎茸が花盛りです。この原木は植菌後2年目の木です。 やはり2年目が発生が多いです。昨年10期生が植菌した木は、チラホラ生えてきています。
2010年3月3日 Posted in: 百姓塾・近況あれこれ No Comments
農業人フェアーに出席してきました
2月13日(土)に農業人フェアーに出席しました。 今回は「定年帰農ブース」で出席です。 訪問者はいろいろな想いの方が来られます。「田舎暮らしを考えているのですが出来るでしょうか?」と抽象的な質問。どう答えましょうか?「陶芸が趣味なので、陶芸をしながら自給自足的な生活ができる場所を教えて」 基本的にはどの田舎も受け入れてもらいます。 その前に都会の人の田舎暮らしで住みたい場所は、高台で見晴らしが良く、横に川が流れていると云う要望が一番多いです。そんなのありえない。川は土地の低い所に流れているものです。
また「田舎の人と上手く着き合えるだろうか」 上手く付き合うコツがあります。それさえ心がけたら、上手に付き合えます。 田舎の人は正直で親切です。
「農業をやりたい」「田舎暮らしをしたい」と本や資料を読み頭で理解しても解決はしないでしょう。 まず体験し季節の移り変わりと共にいろいろな作業や生活を身体で理解することがスタートです。
農業人フェアーで面接した感想です。 正直疲れました。でも中には「HPを見ています」「テレビを見ました」ので私の今後の夢のため農業を教えて。と真剣に申込まれる人もありました。喜んで受付けましたが8ヶ月間体力と精神的に苦しんで夢を実現して欲しいものです。
カメラを忘れていましたので、写真は前回の京都府のブースの写真です。 京都府は「京野菜」のブランドでいつも訪問者が多いです。
2010年2月14日 Posted in: 百姓塾・近況あれこれ No Comments
変だぞ
フキノトウに梅の花。 まだ一月ですよ。 この冬は少し変です。まだ積雪もありません。雨も少なく川の水も少なくなっています。 このまま春を迎えると 農作業に支障がでてきます。 二月の天候に期待しましょう。 これも地球温暖化の影響でしょうか。年々顕著な現象が現れてきます。 5年10年後には日本 の農業は大きな問題に直面しそうな予感がします。地球規模では人口の増加、食料不足、価格の高騰。 日本では高齢化と後継者不足による耕作面積の減少。ま た有害鳥獣(猪、鹿、アライグマ等)の被害の増加など問題は沢山あります。 真剣に考えなくては | |
考えてもすぐ解決しません。 とりあえずフキノトウを天婦羅にして早春の香りを楽しみました。 ちょっぴりほろ苦く春一番を味わいました。 |
2010年1月28日 Posted in: 百姓塾・近況あれこれ No Comments
おめでとうございます。
百姓塾を開設して10年が過ぎ去りました。
この間言葉で言い尽くせない沢山の出来事がありました。一度は止めようかと悩んだ時期もありましたが、周囲の温かい声援や協力で続けることができ感謝いたしております。 この間56家族が新しい生活をスタートし夢を実現させるため頑張っておられます。
20年3月から21年5月までNHKの取材を通じ都市住民が田舎に移住する決心をするには、仕事、生活環境、人間関係、その他全てが変わります。大きな勇気と決断力が必要と改めて知らされました。今後は移住者達にもこれまで以上にサポートをしなければと思っています。昨年はNHKの放映後沢山の激励や問合せ、また岐阜県や農水省からの視察など多忙な一年でした。
今年度は講座以外には今迄続けている環境整備にも遊び心を入れ範囲を広げていきます。
移住を考えている方は体験参加されてはどうですか。また、委託管理契約で塾OBによる米作りが始まります。
春の田植えから秋の収穫まで1人で管理しなければなりません。誰も手伝ってはくれません。頑張ってください。
収穫が出来た時、大きな充実感と達成感を味わう事でしょう。
今年度も多くの計画が待ち受けていますが、慌てず出来る範囲で進めて行きます。
- 移住者を中心とした販売組織の設立
- 百姓塾独自の加工製品の開発
- 環境整備に伴う都市住民との交流
皆さんのご支援をよろしくお願いいたします。
2010年1月4日 Posted in: 百姓塾・近況あれこれ No Comments
京都行きです
前回記載しました田んぼを守る新しいシステムについて13日に京都府農業会議、
京都府農村振興課に説明に行きました。
賛成も反対もなく当方としては了解していただいたと思います。
その他、農政局には農水省の視察の報告、
(財)京都産業21には当塾が考えている新しい加工品の提案。
現在、農商工連携や産官学連携を云われています。
私たち農業者としては非常に素敵な事だと思います。
一次産品として出荷するより形を変え独自性の物を市場に出す・・・・
市場相場に左右されない事が農家の安定経営になるのでは?
(財)京都産業21では当塾の提案に頭を抱えておられました。
きっとできると信じて私たち百姓塾も無い知恵を搾って考えます。
しかし一日に四箇所を訪ねるのはしんどかったです。
14日は米を作りたい塾生OB達の田んぼの割当抽選会。
後で水路、草刈り、水田の管理などの説明、トラクター共同購入の相談。
(塾長からの水田の管理などの説明) (塾長の説明について塾生のメモ) (水田の地図とトラクターのカタログ)
トラクターで「代かき」を初心者が出来るか不安ですが、
とにかく経験しないと先行きしませんのでOBさんガンバッテください。
来年は春から胃が痛くなりそうな予感。 なお、今後の米作り作業は「水稲栽培にチャレンジ」のカテゴリーに記載いたします。
2009年11月15日 Posted in: 百姓塾・近況あれこれ No Comments
農林水産省からの視察
11月4日に農林水産省から2名の視察、聞取り調査がありました。塾の経過や現在の状況、今後の展望や要望などで対談しました。 率直に感じたことは霞が関は地方の現状を理解しているのか? これは視察に来た人だけに言えることではありません。国、地方の公務員は現状を理解し真剣に対策を考えているのだろうか? 過疎化、後継者不足それに伴う遊休荒廃農地の増加が問題になり何年にもなり有効な対策が無いまま今に到っています。 現在、荒廃農地のままにしておくと罰金を科せられるようになっています。 高齢化で思うように手足が動かないから、やむを得ず田んぼの管理ができないのに責任は農業者にあるがごとくの仕打ち。 私はこのような農政を推進してきた行政、政治の責任を追及したい。 「美しい田園風景の故郷を次の世代に受け継ぎたい」 農業者は誰でも願っております。 しかし愚痴や文句ばかり言っても解決しません。そこで今回、当塾と集落の農業者で新しいシステムで田畑を守る事業をスタートさせます。 地元の農業委員会等からは百姓塾設立時のように(http://hyakusyojuku.net/?page_id=259)「農地法違反だ条例違反だ」と言われると思いますが農地を守る代案を示されないかぎり実行するつもりです。 内容は次回にしますが、何かご意見感想があればコメントをお願いします。
2009年11月12日 Posted in: 百姓塾・近況あれこれ No Comments
農業人フェアーに出展してきました
10月31日に大阪で「農業人フェアー」が開催されました。北海道から沖縄まで農業関係の行政、農業法人、NPOなど多くの団体が参加されていました。どの団体も趣向を凝らしポスターやパンフが立派でした。(特に行政関係) 当塾はお金が無いので手作りの資料です。少し引け目を感じます。が内容でカバーです。 開場すると多くの方で混雑します。「これだけ農業に関心があるのか」と思いますが、実は仕事探しが大半です。前回2月の農業人フェアーから来場者の質が変わり、リクルート スーツの人や仕事探しの人が目立ちます。 中には小さな子供をダッコして夫婦 で来られ「リストラされ今月で寮を出なければならない」など身につまされる 思いをします。 反面「農業を教えてくれるんやろ。食べさせてくれるんやろ。 給料はもらえるんやろ」こんな人もおられます。この人、何考えてるの。人任せの自己中心的です。腹が立ちます。都市部の人は農業が簡単に出来ると思っておられるみたいです。雑誌やその他メディアで美しい田舎風景や収穫などが紹介されるのも一因でしょう。農業の知識があっても体力と知恵が問題です。当塾のブースにも「テレビを見ました」「HPを見ました」と農業を真剣に考えている方が多数来られました。その人達の将来のためにもスタッフは厳しい質問もしました。灯台の明かりの様に・・・・ 農業人フェアー は4時までで片付けが始まってもお客さんが帰らず当塾はいつも5時前になり主 催者に迷惑をかけてすみません。 行政関係にも首を傾げることがありますが、またの機会にいたします。
2009年11月6日 Posted in: 百姓塾・近況あれこれ No Comments